名古屋の開店祝いには「胡蝶蘭」~胡蝶蘭栽培日本一の愛知県~
開店祝いの贈答用の花として定番になっている胡蝶蘭。 その豪華さと上品なたたずまいの魅力、更には「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉に後押しされるように開店祝いのみならず、広くお祝い事に使われる花ですね。 色を選べばお弔いのシーンでもよく見かけます。 この胡蝶蘭の栽培日本一が愛知県。 平成29年の調査では3,540,000鉢、出荷量全体に占める割合は24.1%にも上ります。(データはe-Statより) また、名古屋市には久屋大通庭園フラリエというカフェやフラワーショップが併設している庭園があります。 この庭園は以前「ランの館」というランのテーマパークからリニューアルした場所で今でも名古屋の人たちにとっての憩いの場となっています。
名古屋の開店祝いには「胡蝶蘭」~名古屋には華やかな文化が根付いている~
名古屋は他県にはないようなお祝い事を華美にする文化、オシャレな文化が息づいている土地のようです。 「嫁を貰うなら名古屋から」と昔から言われるように、名古屋では豪華な嫁入り道具をもって嫁ぐ風習があると言われていますね。 元々は、徳川家に嫁いでいく娘のために豪華な嫁入り道具を持たせたことの名残であると言われています。 また、愛知万博とともに全国的に知られるようになった「名古屋嬢」という言葉から、名古屋生まれ・名古屋育ち若い女性のファッションや名古屋巻きなどのたて巻きカールのヘアスタイルが注目を浴びましたね。 そういったオシャレな文化もあって、開店祝いを始めとした贈答用のお花には上品で豪華さでは群を抜いている胡蝶蘭は名古屋で大変人気があるようです。
名古屋の開店祝いには「胡蝶蘭」~名古屋の人は花が好き~
名古屋では胡蝶蘭だけでなく観賞用の花の栽培高が日本一の愛知県にあって、花そのものが生活の中で非常に身近で手に入れやすい土地であると言えます。 最近は生花をわざわざ買って家で花を飾ろうという人は特別ことでもない限り少なくなりました。 しかし、名古屋のように安価に手に入れられる環境にあれば話は違ってきますね。 例えば、名古屋では開店祝いにお店の入り口のに胡蝶蘭のスタンドを置くと、お店に来たお客様や通りがかりの人たちがお花を抜いて持ち帰るという文化もあるのだそう。 例えスタンドの花が持ち帰られてスカスカになっても、開店したお店にとっては商売繁盛の幸先が良いこととしてむしろ喜ぶべきことなのでしょう。 こんなこともあって名古屋の開店祝いには胡蝶蘭が定番なのではないでしょうか。
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